シーズンオフ最後の管釣り

解禁まであと数週間となりましたが、8日土曜日に小菅川冬季ニジマス釣り場へ向かいました。

快晴でしたが現地に向かうほど気温が下がり、空気が凛と張り詰めた2度の中、そして風の強いなかでのテンカラとなりました。

 

 

 10時に渓山さんと漁協駐車場で合流。川を覗いてきたけど魚の姿が全く見えないとのこと。テンションも上がらない様子で竿は出さないと言う。私は合流前にチャーちゃん饅頭の店先で魚券を既に購入していたのでやるしかないのだ!河原にはフライ、テンカラと二人いたが、しばらく眺めていても竿は曲がらない。某情報で上流のプール辺りがよいということでそちらに向かうことにした。

 

 

上流のポイントは台風の影響で小石に埋められ、下のほうに若干のプールがある程度。川の中を覗き込んでも動くものは全くいない。そしてここは日陰なので強烈に寒い。先週雪が降ったとのことで、河原の雪もまだ解けてない状態だった。このプールを諦め、上の支流合流点を見に行く。若干の深い落ち込みがあるがクリアな水の中で動くものはいない。

 

 

 また駐車場に戻ることにした。釣り人は増えてなく、二人が同じポイントを狙っている。ポイントを良く見ると、底に張り付く魚が一箇所に固まっている。時々大きなライズを繰り返している。先にやっていたテンカラの釣り人に聞くと、全く反応しないとのことだ。それならば更に下流のいつも大きなニジマスが付いているポイントへ行って見ることにした。

 

 

ここは台風の影響を受けてなくそのままの流れ。対岸の深い落ち込みの脇に大きな弛みがある。いつもここでビックワンが出るのだが。強風のためフロロカーボンも舞い上がってしまい、毛鉤を一箇所に留めることは難しい。ラインをナイロンの撚糸に変え、毛鉤もボディーに鉛をかましたものと交換した。

水深があるのでかなり上流に毛鉤を打ち込み、竿を低くしてラインを水に送り込む。ラインが張ったら軽く合わせ、再度キャスティングを繰り返す。数頭目に軽く誘いを掛けたときにガツンという大きな引き!底にはギラギラと光る影が見える。その後、3回ほどフッキングしたが0.4号のハリスを使っていたので軽い合わせしか出来なくバラシてばかりだった。

 

 

昼食はカップラーメンで済ませ、渓山さんは帰路に。私は上流へ再度向かってみるとプールからフライマンがイワナを上げていた。先ほどは全く影が見えなかったが、8寸〜尺クラスのイワナが数尾回遊し、時々流れ込みの中でライズを繰り返している。ベテランのフライマンがそろそろ帰るからやってみてよ!と優しいお言葉。

 

 

フライを見せてもらうと#20くらいの極小のサイズ。茶色のCDCをパラリと巻いただけの毛鉤だった。私の手持ちだと#16のパラシュートしかない。奥の流れのためラインも5m、竿も4mのものに交換。しかし打っては流しを繰り返すがフッキングはしない。毛鉤周りでライズをし、反応はしてくれるのだが毛鉤本体に向かってこない。一度尺クラスが毛鉤直下まで出てきてくれたが、却下されてしまった。

 

 

15時くらいになると日も傾き、風がより冷たく感じてくる。ここで粘るか、下流へ再度戻るか悩んだが、竿を治めて小菅の湯でゆっくりすることにした。この寒い中では観光客、登山者も少なく、久しぶりに全種類のお湯を楽しめ、16時半に帰宅することにした。

3月1日は伊豆半島狩野川の解禁日で渓流元旦を迎えます。

地図で眺めたあの渓へ

2012年6月 メンバーの初心者向けの講習会をしようと、私と渓英さんでロケハン釣行へ向かいました。

雨でどこも増水気味。そんな時、「あの区間は増水は影響しないのではないか」と地図で睨んでいた渓へ行ってみることにしました。

 

地図で眺めたあの渓へ行く機会に恵まれた。
近々初心者の会員向けにテンカラ講習会を行う計画をしており、場所を探すため、渓英さんと私(幸渓)でロケハン釣行に向かうことにした。場所は長野県の安曇野。ここは渓流釣りの魅力的な河川が多く、本流の開けた河原で悠々とテンカララインを振ることも出来、魚影も濃い。そして釣りで疲れた身体を温泉で癒すことも出来る宿泊施設も多い。開催地としてベストな環境がある。当初土曜日に行き、日曜日は身体を休めようと思っていたが、雨・・・翌日の天気予報は雨に始まり、曇りから晴れになると、全ての天候が予想されていた。梅雨時で最近の異常気象もあり、山の天気も変わりやすいことだし、とにかく運まかせ神様まかせにすることで安曇野へ向かった。


19時に渓英さんをピックアップし出発、予報通り東京は小雨になった。八王子インターから中央道で豊科インターを目指す。土曜夜の下り車線であり、天気予報も悪いためか車は少ない。久しぶりのコンビでの釣行であり、二人の話は途切れることなくあっという間のドライブであった。豊科降車後、コンビニで明日の食糧と寝酒、日釣り券を調達。予定通りの時間に目的地に到着した。渓英さんは車の中で、私は外にテントを張り寝ることにするが、時々雨が激しく振るので車の上からガードレールまで大きなタープを張ることにした。

 

 

携帯電話のアラームを5時40分にセットしたが、アラームが鳴る前に目覚めてしまう。車の中で寝ていた渓英さんも既に起きていた。「寝る場所大失敗!枝から落ちる雨の滴が車の屋根にボトン!ボトン!うるさくて・・・」あまり眠れなかったとのこと、そして私も、テントの下にシートを敷いたものの、下がコンクリートで傾斜もありテント内はびしょ濡れ・・・二人とも寝不足になった。雨は小雨になり、釣りをしようと思えば出来る範囲内の降雨量だが・・・川の流れの音が大きい・・・少々下って川の状態を見る。濁りが入り、水量も多い。そうとう山の上は雨が降った様子であった。「時間をおけば、濁りも取れ、水も引いてくるだろう」とのことで、周辺を探りに行くことにした。

 

 

まずはこの場所から数百メートル上流の橋の下。ここは先日の黒部ダム釣行の際に発見したポイント。プールに魚が溜まっていたポイントだ。案の定!餌釣りの人が3人立っていた。止まっていた車は地元ナンバー、絶好のチャンスとばかり早朝から来たようだ。更に上流を見に行く。「放水もないようだし、空も雲が途切れ明るくなっているようだから、数時間後からスタートだね!それまで宿泊先のホテルの場所チェックと他の川も見に行ってみよう」と朝食をすませ、温泉街まで行くことにした。
空も青空が出てきて、気温がぐんぐん上がりだした。今日は蒸し暑い日になりそうだ。温泉街にあるホテルの前まで行き、講習会の待ち合わせ場所チェックをする。ホテル前の土手を上り、鹿島川をチェックする。「これじゃ〜ここもダメだな〜」濁りは入ってないものの、川の流れが荒れ狂っている。更に上流にあるフライマンに人気があるポイントへ車で向かってみるが・・・ここも橋に水がかぶりそうな勢いの水量だった。モヤが流れから出ていることから、雪シロも出てきたようだ。「これじゃ〜どこもダメだね。何処行くか?八方尾根のほうまで行くか?それとも期待は出来ないけど乳川に行くか・・・・」車を走らせながら協議する。「もう一回あのポイントに戻って、ダメなら探索だけか・・・」

 

 

籠川を渡る橋からまだ雪が残っている北アルプスの山々が見えた。「そお〜だ!ダム下行きましょうよ!あそこは雨関係ないじゃないですか!これから行けば二番目のバス乗れますよ!」と名案を言ったつもりだが・・・渓英さんは気が乗らない様子。「ダム下行くなら、一番バス乗らないと気が進まないな〜もう誰か行っているよ!」二人とも次なる名案を思索するが・・・無言。「間もなく道が分かれるけど、どうする?ダム下?それとも・・・」「ダム下行きましょう!」と車は道を曲がることなく扇沢へ向かった。「ダム下ならば裏切られることは皆無ですよ!荷物も無いことだし、パッパッパ!と数時間で往復!ヤマモモのソフトクリーム美味かったじゃないですか!帰りにまた食べましょうよ!」渓英さんが苦笑い。もはや断念した様子だった。扇沢の市営無料駐車場に到着。車もわずか!人が少ない。7時30分の一番バスはすでに出てしまった。次のバスに乗るべく急いで身支度し、バスのチケット売り場に向かう。チケット売り場の一番好みの女の子に「黒部ダムまで往復」「ダムの下で釣りですか〜?今日はダム湖が満水近くになったので放水があるかもしれません。橋を渡って対岸まで行けませんけど」残念!!

 

 

「こうなったら、ダメもとであそこしかないね!前から行きたいと思っていたんだ!」扇沢を後にしてあの渓へ向かう。「あれ?朝釣りしていた人の車だね。今晩、魚は食べられないようだから、山菜取りかな?」餌釣り師がいたポイントを橋の上からのぞくと!釣りなんてとてもとても出来る状態じゃない!放水したようだ。釣座の石は川の中へ・・・水は川岸いっぱい、ごうごうと流れていた。走っている道がゲートで塞がれこれ以上は進めない。ここからは歩きとなる。時計を見るとちょうど9時、車を止めてゲートを潜る。入渓地点までは15分ほどのようだ。「15分後にはパラダイスが待っているかもよ!」とは言うものの二人ともかなり期待は薄かった。

 

 

山の上のほうなので冷たい風が心地よい。天気は上々、晴天になってくれた。予定通り15分で川が道に沿うようになった。流れの音が僅かに聞こえる。初めての場所なので、楽に降りられるところが分からず、二人別れて入渓地点を探す。上流の橋近辺で探しているときに軽トラが寄ってきた。漁協の監視員の車だった。まずは言われる前に釣り券を見せる。「はじめてで、入るところ探しているんですが・・・」「下のほうが入りやすいよ!」「魚はどうですか?」「ここは釣れて2、3尾というところかな・・・でも今日は水量が多くなっているからチャンスだよ!上流の沢に2人釣りが入っているだけだから・・・」監視員が巡回!沢に釣り人!ということは・・・!!
橋の上から川を覗き込む・・・輝く日差しを反射するいい流れ!濁りはいっさいなく、水量もばっちり!心躍り、一安心、ほっとした。振り向くと渓英さんも監視員と話し込んでいた。

 

 

下流へ向かい入渓地点を探す。川の音は聞こえるが、かなり下のほうで道から離れていそうだ。なんとなく動物が通ったような痕跡があったので辿ってみることにした。手がかりになる木々の枝が所々折れているところをみると釣り人が歩いた跡であろう。楽に・・・とはいかないが河原に降りることが出来た。流れの上流には先ほど覗き込んだ橋が見える。橋の先あたりから緑に囲まれ鬱蒼とした林の中の流れになっている。下流はチャラ瀬が続いているが所々岸際にポイントが見られた

「下流へ一旦行ってみないか?」ポイントになりそうなところを遠巻きしながら下流へ下る。二人は満面の笑み・・・やっと竿を出せるのだ!しかし・・・ポイントを覗き込んでも、川の中を歩いても魚が走らない・・・15分ほど歩きこれ以上は下れないところから竿を出すことにした。気温がグングン上がっている。ハルセミの鳴く声が賑やかになってきた。青空も広がり、山腹の広葉樹の緑が場しい。遠くには雪を残す北アルプスの峰々が見え、絶景の中を釣りあがる。

 

 

渓英さんは伝承毛鉤、私は北アルプスの渓で釣る際のお決まりパターン、カディスを付けた。釣り初めのチャラ瀬は頭上が広がり、川幅もある。渓英さんは右岸、私は左岸にあるポイントを探る。川がゆるいカーブを描き、その流芯が深く、ポイントを作っている。ここに来るまで無反応続きだったので、期待しないで何気ないキャスティングをした。毛鉤が1mほど流れたとき、底のほうから黒い影がゆっくり毛鉤を目がけてきたのだが・・・「エェ〜!早合わせ?こんなにゆっくり出てくるんだ〜」20cmに満たないが、斑点からイワナであることは間違えない。

 

 

あれ以来魚の反応が無い・・・橋の袂まで来てしまった。しかし!ここから先を見るといかにもイワナが棲む渓相だ!ひょっとしてここから!川幅が急激に狭くなり、二人同時に釣りあがることは出来なく、交互に釣りあがることにする。河原の木々が頭上にせり出して、キャスティングに難航する。仕掛けを短めにし、キャスティング時も頭上に注意しながら、かなりストレスになる釣りを強いられる。渓英さんが左岸にある石の裏を狙う。深みがあり、流れが少ない。毛鉤は白系の伝承毛鉤。フックサイズも小さいようだ。水面直下を流れに任せ毛鉤に注視・・・よく見える。一瞬の合わせ!かなり竿が曲がっている。頭上の枝に注意しながらランディング、手中に収まったのは25cmの丸々と太った岩魚であった。

 

 

喜びは隠せない!満面の笑みを浮かべている。暗黙の掟、続いて私が先行させてもらう。しかし・・・あせっているのだろう!頭上の注意を怠ってライントラブルが続発する。更にラインを短くし毛鉤も少し大きめのカディスにした。先行していた渓英さんにまた一匹!サイズも上がった。やはりここらに溜まっているようだ。後ろから渓英さんの釣り姿を撮影・・・と!「イノシシか?」前を見ると動物が我々のほうに歩いてくる。「子供のカモシカだね」石の影に我々がいたので、まだ気が付かないようだ。どんどん我々に接近してくる。「オ〜イ!オ〜イ!」と私が叫ぶと、一瞬辺りを見渡し目があった。一目散に森の中に逃げて行った。

 

 

河原から山腹に走る道路が見え隠れしている。ライントラブルにストレスを感じ、お帰りモードになり始めた。チャラ瀬が続くが渓英さんは小さなポイントを探っている。渓英さんもライントラブル。かなり枝が低く広がり始めた。先に進ませてもらう。チャラ瀬が続く中、日が燦々と差し込む小さな淵が前方に見えた。頭上の枝もそこだけぽっかりと空いている。静かに淵を観察すると・・・大きな魚がいた!流芯の流れは早く、底の深さもある。魚は流芯の際で泳ぎ、時々右岸の流れが穏やかな浅場に出てくる。「これは一発で仕留めなきゃ〜」魚が水面に出てパクリと口を使い、また水中へ戻る姿を見ていた。場所が一定している。ライズして潜りライズして戻る。リズムが取れた。頭上と毛鉤を落とす位置、流すレーンを確認。一投で掛けなければ・・・慎重にキャスティング、毛鉤もソフトに水面に落とす。口を使うポイントの50cmほど上に着水、流れは穏やかに、少しずつ毛鉤が流れると!上流を向いていた魚が反転し決して派手ではないライズで毛鉤を咥えた!

 

 

先ほどから早合わせが多いので、今度はゆっくり・・・毛鉤を咥え底に戻る間を取り・・・合わせ!!鋭い合わせでガッツリ針掛かりしたようだ!魚は上流へ行こうとする。ラインの力は下のほうへ・・・しばらく力比べ・・・魚が水中を暴れる姿が見える。腕には強い衝撃・・・重い・・・身を低くし竿を立てながら後へ。渓英さんが気づき「デッケ〜!尺は超えているぞ!」私はタモを持っていないので、渓英さんにお借りした。まだ手元に寄ってこない・・・「どうかハリスが切れないように!」ハリスは0.8号のフロロカーボン、結びコブが数か所付いてしまっているのだ・・・魚も観念したようで、足元のチャラ瀬に運ばれ見事ランディング!私はガッツポーズ!そして「やったぞ〜!」と雄叫び!魚を見ると昨年黒部の沢で釣った32cmを遥かに超えていることが一目瞭然!真ん丸と太り、ずしりと重い。渓英さんが大きさを計ろうとメジャーをあててくれた。「33?いや35cmあるぞ!」記録更新!!魚を手中に・・・腕は驚きからか、魚とのやりとりのためか、ブルブルと震えていた。金色をした大きな岩魚だ。写真を飽きるまで撮ってリリース。魚も疲れたようで2、3回転して下流へ泳いで行った。

 

 

先に進みたいが、時計を見ると13時過ぎていた。上流の見える範囲はチャラ瀬が続いている。「あの川の中の大石まで急いで釣って、ここから上がろう」と、淵の左岸を見るとピンク色のテープが数か所、枝に巻かれている。山腹を見ると川から30mほど上にガードレールが見えた。大石までは何の反応もないまま納竿。道までガレ場の木にしがみつきながら登る。かなり急な斜面だった。斜面は終わったが、ガードレールまでかなり高い・・・どこを足掛かりにすればよいか・・・垂直のコンクリート壁に木の根が1本出ている。ここしか足場がない。今立っているところは足幅と同じ程度・・・踏み外せば・・・かなりやばいところだった。勢いをつけて右足を乗せ、直ぐに手を伸ばして道路をとらえ、腕の力で身体を上げ、さらにガードレールのロープを握る・・・・成功!下にいる渓英さんにOKを伝える。藪から出てきた熊のように渓英さんが現れた。「この枝に片足乗せて・・・ロープ出しますからそれ手がかりに・・・」「73歳がやっちゃいけないよ!まもなく後期高齢者ですよ!」と渓英さん。まだまだ元気だ!

 

 

快適な道を進む。気持ちは晴れ晴れ!天気もまだ崩れそうにない。後ろには北アルプスの山が光っていた!大した距離を釣り歩いてないようだ。駐車場まで40分程度で到着出来た。時間は14時ジャスト。そういえば昼食を食べてない。急に腹が減りだした。そしてこれも本日の計画、先日のダム下釣行の帰りに発見した地元の蕎麦通が通う店へ行くことにした。帰路、橋の上から予定していた川を再度チェックしてみる・・・・「ヒエェ〜!」

思い出の釣行 山形 荒川上流

2010年6月 会社の大先輩であり、釣友の渓英さんと行った山形荒川の釣行記です。それから数年後、我々の前では決して弱音をはかなず大病と闘い続けた渓英さん。残念ながら亡くなられました。

この釣行記は渓英さんが自身で綴ってくれたものです。渓英さんの釣り人生で良き想い出の1ページになった釣行でした。

 

今回の釣行は私にとって、行って良かった!と言うものでした。
幸渓くんに「荒川源流に行きましょう」と言われ、秩父の荒川かと思いきや「山形ですよ」と言われ、思いもよらないばかりか、私の中では想像もしなかった場所でした。慌てて地図を見たり、WEBで調べたりしたところ、川も大きく一旦雨になるとかなりの暴れ川になり、滝や大淵があって、高巻きや下手をすると泳ぎ等もあって、源流釣行のメッカだと言う事が判った。ましてや土〜日の1泊だし東京からだと片道7時間はかかり、金曜の夜出発だとほとんど寝ないまま、重いザックを背負って山道を歩かねばならない。そんな事を考えると、とても70を過ぎたおじさんが、幸渓君が目指す曲滝なんぞまでは行けそうもない。「角楢小屋(カクナラ)くらいまでなら・・・・」なんて渋っていると「大丈夫ですよ!もう少し上まで行けますよ、私が連れて行きますよ!」と幸渓くんの励ましの言葉があって、今回は力持ちのTくんも一緒だし、じゃあ行けるとこまで行ってみるかと腹をくくった。

 

 

 

6月25日出発の日、19時30分幸渓くんの車で我が家を出発、関越道〜北陸道〜日本海東北道とひた走り、小国町五十沢の針生平(はんなり)の車止め駐車場に2時30分到着、早速車中で仮眠の体制に入る。しかし、暫くすると隣の車でガサゴソ、見ると出発準備をしているようで、時計を見るとまだ3時30分。「登山ですか?」と聞くと釣りだとのこと。常連さんなのか単独で角楢沢に入渓するとのことで、そそくさと出かけて行った。4時になるとうっすらと明るくなってきた、朝靄が立ち込めその向こうに第一の吊り橋の大石橋が見えてきた、こんな朝早い景色を見るのは久し振りで気持ちの昂りを感じる。どんどん明るさが増し川の様子が見えるようになり、綺麗な水とまだ新緑の幾分残ったブナの森も見えてきた。天気は良さそうである。

 

 

 

4時50分、すっかり明るくなった川を見ながら、久し振りにザックの重みを感じ出発、すぐに25センチほどの板が敷かれた最初の吊り橋を渡る。先ずは角楢小屋を目指して出発だ。天気も良く木々の緑が生い茂り、道も若干の上り下りがある程度でほとんど平坦で歩きやすい、その為かこの私でもあまり疲れを感じなかった。約40分で第2の吊り橋白布橋に到着、ここの橋は鉄板が掛けられただけ。鉄板の幅が15センチほどで距離が長く結構揺れた。また、この橋の下にはコンクリートで作られた飛び石状の潜み橋作られていて、水の少ない時には渡れるようになっていた。ここで道は右岸になり、またしばらく気持ちの良いブナの森を歩く。幸渓シェフの今夜のメニューの材料のウド・アザミ・コシアブラ・ヤマブドウの葉等を探しながら又40分ほどで第3の吊り橋に到着。この橋は一層狭くなり直径10センチほどの丸太が1本だけ。雨でも降ったら滑りそうだ。両側の鉄ワイヤーを手がかりに慎重に渡った。渡りきってやや長い急坂を上ると突然目の前が開けて角楢小屋が現れた。

 

 


6時半に角楢小屋到着。中は結構広く4〜5人は横になれそうだ。囲炉裏もあり快適に泊れそうだったが今回は先客がいて、小屋の前のテーブルには前夜の食事の岩魚の骨やコシアブラのテンプラが残っていた。
小休止後6時50分テン場に向け出発、清々しい木々に囲まれた平らな道はやや川から離れ瀬音も聞こえず続いていた。7時30分急に瀬音とともに川が見えた。幸渓君の「テン場だ!」の声。少し川の方に降りると大玉沢と本流の出会いが眼下にあり、少し高台に三ツのテントが楽に張れそうな平らな場所があり絶好のテン場である。幸いに先人ナシ。とうとう来たぞという気持ちで川を眺めれば、歩きやすそうな河原に、ところどころ釣りポイントを作りながら透きとおった水が上流に続いている。重いザックを下ろしテントを設営する。

 

 

 

さあ〜釣りだ!釣りだ!と8時40分河原に降り立った。一投二投と竿を振るも反応ナシ、水温7度渓相も水も申し分ないのだが、先へ進めども魚の反応が無い。ようやくT君がまあまあのサイズを1匹かけた。「ヒョットして本日の最初で最後かも」なんて冗談で言っていたが、とうとう大きな釜を持った鱒止めの滝まで来てしまった。この釜は大きすぎてテンカラでは太刀打ち出来そうにない。

これを越えるには左岸から巻くしかない、かなりの急登だがルートを見つけ、まずT君が登り私の為にロープを垂らしてくれた。お陰であまり力を使うことなく登れた。そこから滝上へのルートは意外と踏み跡があって判りやすかった。
滝上に出ると、広い河原になっていてテントが張られていた。11時になっていたので、少し早いが満足な朝食もしてなかったので昼食とした。ちょうど綺麗な雪解けの水もあり、幸渓シェフ自慢のソーメンだ。茹でてタモを使って冷やし蕗の葉に盛りつけられ、天気も良く汗ばんだ体に浸み込む最高の美味さだった。

 

 

 

 

 

12時30分釣り再開、テントの人は釣ろうという気配が無いので、挨拶して先へ行かせてもらった。ところがそこを過ぎると急に魚の反応が出始め、先ずはT君に来てすぐに私にも23僂きた、ここの岩魚は太っていて綺麗な魚体で流石源流の岩魚と言う引きの強さで、竿の感じでは実際より4〜5僂和腓く感じる。しばらくして幸渓君が私の目の前でかけた時など見ていて尺物が来たかと思ったくらいだった。少し行くと地元の人らしき二人組が下ってきた、話を聞くと「今日は魚の出が悪いよ。昨日かなり入ったようで、魚の処理跡が行き止まりにあるよ。」と下って行った。彼等はかなり朝早く入ったのか?彼等と我々では満足の感覚が違うのだろうか。彼ら先行者が居た割には魚の出がまあまあと感じた。一時間ほどで各自4〜5匹は釣ったころ、目の前に見事なスノーブリッジが現れた。ナベクラ沢の出会いだ。スノーブリッジの下は青々と水を湛えた大きな淵となっていて泳ぐ以外通れそうもない、先程の彼らが言った行き止まりだ。我々も引き返すしかない、空模様も怪しくなってきた。

 

 

 

3時30分テン場着、予報では曇り程度のはずだがその頃になってますます空模様が怪しくなってきた。ともかく着替えて焚火に火をつける、火がつくと周りの空気が暖まり気持ちも何となくホットする、そうなると腹が減る、少し早いが5時幸渓シェフが用意してくれた、塩チャンコに舌鼓、そのスープに麺を入れて塩ラーメン、美味い!いつもながらお世話になります。腹が膨れると今度は睡魔が襲ってくる、霧雨が降ってきた、しかし、テントの上は大きなブナが茂っていて雨をそれほど感じない、7時、先ず少し寝ようと全員テントに潜り込む、睡眠不足もあってアット言う間に意識不明に、しばらくすると外で幸渓君の声がする、時計を見ると9時、起きて行くと「頭が痛い!」と言葉の感じもやや興奮気味、どうもテントの中に防虫剤を撒きすぎたらしい。T君も起きて来たので焚火を大きくして、3人で話をするも幸渓君の容体はあまり良くならない、幸い私が睡眠導入剤を持っていたのでともかく飲んでもらった。

 

 


その頃になって雨が本降りになってきた、テンプラなんて出来たものではない、薬が効いたのか幸渓君が少し良くなったので、ともかく私のテントで一緒に寝ることにした。夜中尿意を催し目覚めると、雨音が一層強くなり大玉沢の水音もかなりの水量を感じさせるものになっていて、テントの外に出るのも勇気がいった。ともかく沢の水がテン場まで来ない事を確認して急いでテントに戻った。

一眠りすると今度はT君の声がする。時間を見ると4時もう薄明るくなっていたが雨は止んでいなかった、「テントの中が水浸しですよ」と、もう合羽を着て彼が外に立っていた。雨は止みそうにない。川を見ると泥水が濁流となっていて荒川の語源を納得させるものになっていて、釣りどころじゃないので即撤収を決定。合羽を着こんで身支度を整え、ビショビショのテントをたたみザックに押し込んだ。

 

 

 

5時50分忘れ物を確認してテン場を後にする、川は昨日と様相を一変させていた。ブナの大木から滴り落ちる雨粒を感じながら、黙々と来た道を歩き、滑りやすい3ツの吊り橋も慎重に渡り8時30分駐車場に無事到着。川の水が普通なら渡渉でも出来るくらいなのに増水すると吊り橋の有りがたさを痛感する、作ってくれた人、保守管理をしてくれている方の御苦労に感謝である。角楢沢出会いにかかる吊り橋から川を見た幸渓君が濁流の端の溜まりに岩魚の群遊を発見。雨が小降りになったこともあってT君が挑戦するも2〜3度あたりがあったものの釣る事は出来なかった。

ずぶ濡れで駐車場に到着。無事の帰還と釣行の終了を記念してノンアルコールビールと缶コーヒーで乾杯!2日目が雨で残念でしたが、私としては1日目だけでも大満足で本当に来て良かった、私の程度を考え連れて来てくれた幸渓君、力強くサポートしてくれたT君に感謝である。また、帰路に温泉と偶然見つけた美味かったラーメン!体力的不安があった釣行だったが、楽しめた満足感!帰りの車中でグーグー寝てしまった事を両君にお詫びしたいと思います。素晴らしかったブナの森と、力強かった源流岩魚にも感謝。

記憶の釣行 片品川源流

2018年7月末に群馬の片品川の源流へ

 

少しきつめな釣行がしたい。選んだ先は片品川の源流。東京からも3時間程とアクセスがよい。案内本には本流上流部の案内はあったが、1行ほどで「面白いかもしれない」程度に書かれていた支流源流を選んでみた。
目的の渓へは林道と合流する橋から入渓するか、林道終点近くにある小沢からの山越えになる。下流からの遡行は沢登りのベテランさえ悩む難所があるため、迷わず山越えルートをとることにした。
山越えの入渓記録が乏しく、沢登りの帰路の山越えによる記録を頼りに四時間程度で行けるだろうと思っていたのだが……

 

 

日曜に現地の道の駅で三人合流。良渓くんと私は夕方合流し焼き肉宴会。二人とも仕事と連日の猛暑でクタクタだ。腹いっぱいになり、久しぶりの涼しい夜で早めの車中泊。明け方5時、深夜到着の真ちゃんと合流し早速装備を整える。良渓さんのジムニーに乗り込み40分ほどで林道ゲートに到着。平日のせいか先行車はなかった。

 

 

6時10分出発。平坦な林道を進む。歩き出しは舗装された道だったが、次第に大小の岩が転がる荒れた林道になってくる。ミニバイク、自転車で来る人もいるようだ。壊れたものが放置されている。荒れ放題の林道ではとても乗れたものではないと思う。本流は林道の遥か下に流れているが、沢が合流するあたりから高度差がなくなり、7時 35分に目的の橋に到着。橋脚の影に良型のイワナを発見して期待が膨らんだ。

 


大休憩をして山越ルートを目指す。橋からの林道は廃道していて草が生い茂る荒れた道になっている。10分ほど歩くと本流の大きな滝が見え、その脇に地元の人々の山小屋がある。自由に使えてここを拠点に釣行する人もいるそうだ。またこの辺りから林道脇に平地が随所に見られるが、昭和の始め足尾銅山の燃料とする伐採作業をしていた人々の家屋跡ということだ。

 


陽が高くなり暑さが激しくなってきた。キャップの日差しに汗が移りポタポタと垂れて来た。途中枯れた山から水が沸きだし満足するまで喉を潤してクールダウン。元気を取り戻して9時に山越えルートの合流点に到着。沢の右岸に踏み跡が明瞭に見えた。さぁ〜山越えだ!

 


ここから地形図にも載っていない獣道のような踏み跡を辿る。この踏み跡が何故あるのかは分からないが、沢登り、源流釣り師などマニアックな人に使われているようで、木々にはピンク色のマーキングテープが結ばれている。所々でテープが途切れて不安になる個所もあるが、目を凝らせば先々に見えてくる。
最初は尾根沿いの斜面の急な直登が続く。足場は砂地で雨が振っていないのでカラカラで蟻地獄状態。グリップが利かない。踏み跡の脇に生える草、木の根を掴みながらの登り。重いザックが肩に食い込みゼーゼー、ハーハーで何度も小休止を繰返し、尾根を登り詰めた平地で大休憩。

 

 

谷から吹き上げる風が気持ちよかった。その後尾根をトラバース気味に進む。踏み跡が砂利になりこれもグリップが効き難い。緩やかに登りのトラバースを続けると大崩落地が見えてくる。崩壊が激しく高巻きが出来ない。滑落すればアウトだろう。寅ロープが掛かっているが、そこまで近づくのも危険な道幅なので私と良渓くんの10mロープを連結し寅ロープが掴めるところまで安全を確保した。大崩落地点を通過すると徐々に高度を上げて行き、高い木々の隙間から青空が透けて見えてくる。青空が目線と同じ高さになり11時35分に山越えの頂上にようやく到着。反対側から流れの音が聞こえる。緊張から解放された。

 


頂上で息を整え小腹を満たして下り開始。下り始めはトラバースして高度を下げ、時々砂地の急斜面が入るということを繰り返す。グリップが効き難いのでスキーの横滑りの要領で下って行った。下りだけあって予測より早く、頂上から55分で本沢に到着。時間は12時半。休憩を入れて 6時間20分のアプローチだった。

 


当初計画では川に出たらザックを背負い、竿を出しながら上流に敵地を探そうと思っていたが、川を見たらその気も失せ、降りたところがキャンプ跡で炉も薪もあったのであっさりそこに決定した。雨の心配はなかったが、流れから離れた一段高い場所にテントを設営。野菜、酒、肉などを冷たい流れに浸し竿を伸ばした。

 


釣り場はテント場上流から。すぐに二俣になり本沢、支沢となる。さっそくよい淵に毛鉤を浮かせると底の方から大きな口を開けて飛び出してくる。餌の取り方が下手くそなのか、アワセが下手くそなのかフッキングしない。良渓くん、真ちゃんも同じことを言っている。またテント場が近いせいか期待していたほど魚影が見えない。しかし二又の入り口となる長いナメの始まりから良型が竿をしならせてくれた。釣れるサイズは9寸前後いつもなら8寸型でも大喜びだが欲が出てくる。

 

 

ナメの流れを過ぎて二俣に分かれ、右側の本沢に入った。V字谷で流れが 狭くなり、三人順番で釣り上がる。段差が低い落ちこみから淵が広がるようなポイントが次々続く。私と真ちゃんはドライのパラシュート、良渓くんは伝承毛鉤だ。浅い流れで魚が水面に興味を持てばドライへの反応がよいが、岩影や底にいる魚を出すには伝承毛鉤が圧倒的に勝る。今回は水が少なく感じ、魚も岩影に隠れているようだった。毛鉤を流れに投入すると離れた岩陰からビューンと毛鉤を追いかける姿をよく見た。飽きない程度に良型の反応が続き、良渓くんの31センチを頭に私、真ちゃんは泣き尺、9寸型がよくかかり、苦しんで来た甲斐があったと思った。

 

 

前方に10メートルほどの滝が見え、高巻は可能だろうが時間も16時半過ぎ。テント場までの帰路時間を考えて竿を畳んだ。源頭まで魚がいるとのことで、魚影が濃いのは確かだ。
50分ほどでテント場に戻り、辺りも暗くなり始めたのでさっさと宴会に備えた。今となっては重いザックの原因を作ってしまったトマトすき焼き(小型トマト10個程度、玉葱2個、牛肉700g、うどん乾麺)を作り、真ちゃん自家製のベーコンの燻製をツマミに、ビールのロング缶で乾杯!焚き火には岩魚の塩焼きと刺し身3尾分が並んだ!
次回からはメニューもしっかり考えないと・・・・

 


早く寝たお陰で日の出と共に起き出す。まずは炉に火をいれて目覚めのコーヒーとタバコ。
そして内臓が起き出してお決まりのトイレ!1日の始まりだ。
ゆっくりとテン場の朝を楽しみ、朝食の準備を進めながら今日の予定を考える。朝食はトマトすき焼きの残りにうどんをぶっ込んだもの。さっぱりしていて丁度よい。撤収は釣りから帰ってきてから。11時にテン場を出発することにし、9時半にはテン場に戻る計画にした。7時に支沢を目指し出発した。

 


テン場から10分程歩き竿を出した。朝から反応がよい。支沢の渓相は本沢より更に狭く、急な流れに見えた。その変わりに一発勝負の大場所が多く見えた。朝も早いので型、数はイマイチだったが、魚との駆け引きは味わえた。渓に陽が差し込めば魚もお目覚めして反応もよくなるだろう。9時に竿を畳みテン場に戻る。

 


食材が残っているので保存が効き難いものを平らげザックを軽くする。数時間前にうどんを食ったが、サバ缶冷麦にする。長ネギ、ミョウガ、大葉にトマトの荒切りを麺つゆに馴染ませ、川の冷たい水で締めた冷麦!さっぱりしていて喉ごしもよく、400gの乾麺を平らげ出発した。

 


帰りは同じルートを辿るが、一度通った道なので緊張感は無く、下りが圧倒的に長いせいで、行きより1時間強早く車止めに到着出来た。途中休憩した橋から流れを覗くと、鯉かと思う優に尺越えの岩魚を発見した。河原に降りて真ちゃんがチャレンジするも・・・ここまで大きくなった岩魚の証らしく簡単には釣れてくれなかった。次回は二泊で最源流まで釣りあがってみたい渓だ。

 

記憶の釣行 変わり行く釣り場

毎シーズン恒例としていた黒部ダム釣行。初心者でも必ず良型が釣れるということで入門者を大勢連れてきましたが・・・・この数年での変貌ぶりにがっかりしています。でもここは大切な先輩が眠る場所なのです。

 

金曜夜発土日のテン泊で黒部ダム下流へ釣行してきました。
7時半発のトロリーバスで黒部湖へ向かいますが、ザックの脇に釣り竿を忍ばせる人が沢山乗っていました。ここへ初めて来た20年前は釣り人など皆無で余計な心配などはしたことは無かったのですが、年々釣り人が増加しています。以前ここで釣り人と会ったときに「武蔵野テンカラ会」の人ですか?と聞かれ、デジブックを見て来たと言っていました。当時は興味を持ってデジを見る人など然程いないと気にかけていませんでしたが、これに拍車をかけるように大規模なフライフィッシャー向きのガイドサイト
にも紹介されてしまいました。

 

 

「最盛期はひととき。黒部イワナの楽園」「観光放水前の黒部ダム。ダム下のベストシーズン」なんて・・・
私も一昨年、去年と毎年行っていますが、確かに一昨年くらいから大勢の釣り人を見るようになりました。
最近ではこの反省からデジブックでも河川名は入れないようにし、行ったことがある人しか判らない写真しか出さないようにしています。限られた期間、限られた短い区間しかない場所と分かっているのに・・・何故・・・残念です。


ダム下の管理人小屋前にテント場を予定していましたが、ダッシュで向かう釣り人を見て早々に諦めました。ダム下までコシアブラ、コゴミを取るつもりでしたが今年は急に暖かくなったせいか、大きく成長していて食べ頃のものは全くありませんでした。40分ほどでダム下に到着。まずは渓英さんの墓参り。好きだったコーヒーを上げました。管理小屋前に1組、渓英さんの墓前にもカップル、河原に単独で1人のテントが張られ、早々に釣りを始めていました。我々は橋の左、上流側の石組み脇に3張りしました。河原だけあって蒔が豊富だし、水場、釣り場も目の前で少人数ならベストなテント場です。

 


ウドを取りながら登山道で下流まで行き釣り人がいない所から・・・と思っていましたが、どこかしこも釣り人だらけ・・・ルアー、フライに餌釣り・・・やはり某サイトを情報源にしていそうな若い人、初心者らしい人ばかり・・・管理釣り場かと思わせるほどの賑わいでした。釣れている姿も見かけません。そしてあれだけ川面に浮いていた黒い魚の影も見えませんでした・・・・魚が警戒しスレているようです。

 

 

テント場下流のプール、通称、渓夏さんポイントで良渓さんが立て続けに上げていました。サイズは以前より型が落ち8寸ほど。ここも以前は魚が縦一列に並び、次から次へと釣れるポイントだったのですが・・・・夕方近く日帰りの釣り人が帰る頃からアタリが出始めました。私も分流の人気の無い沢で9寸の今回最大の型、三渓さんも白のパラシュートで8寸弱を数釣っていました。夕マズメも気合を入れてと思いましたが、腹も空いたので川に浸したビールで乾杯!早々に宴会開始となりました。宴会はキムチ鍋を中心に、山菜とイワナの天ぷら、塩焼き、刺身とイワナ尽くし。下るだけだったので酒をザックに大量に詰め込み余るほど豊富でした。

 

 


翌日は高瀬川へ移動の計画でしたが、一番バスで来る釣り人の先に釣ろうとのことで早々に朝食。やはり人がいないと釣れます。スレてる証拠です。バス到着時間の30分後くらいから次々と釣り人が来ます。残念な場所になってしまいました。11時過ぎにテン場を後に。渓英さんに手を合わせました。

 

 

 

ダム堰堤へ良渓、三渓さんが行ったことがないとのことで、中国人に混じって観光。黒部源流の山々はまだ真っ白でした。ダム湖には流木が大量に押し寄せていて、40cmクラスのイワナがライズする姿も!
来年はダム上かな?13時に扇沢駐車場着、穂高有明で温泉とそばをいただき20時過ぎに東京へ戻りました。

デジブック サービス閉鎖

2010年から武蔵野テンカラ会の釣行をデジブックで綴って来ましたが、今年3月をもってサービスが閉鎖されます。メンバーが制作した作品もありますが175作品ものスライドショーを作りました。当初、テンカラ会のHPに載せていた釣行記は、へたくそな文章と写真で構成していました。文章を書くことは大変時間がかかり、全ての釣行を網羅出来なくなりました。

そんな時にデジブックの存在を知り、釣行記録もほぼ網羅することが出来て大変重宝したソフトだったのですが・・・

残念!個人情報が漏れたとかでサービスが閉鎖されることになりました。

 

 「武蔵野テンカラ会」デジブック

 

今後はこのブログで下手な文章と写真になりますが釣行記録を綴って行きたいと思っています。

解禁まであと一月。一発目は3月1日の狩野川支流。前日から現地入りし、昨シーズン禁漁前テンカラに入門してきた政さんへの毛鉤巻き教室と解禁前夜祭を行います。待ち遠しい!

今年半期の計画

今年の計画は昨年末に大雑把に作りました。

今年もシーズンに入ったら、月2回ペース。日帰り釣行と泊まりの釣行になりそうです。

実は昨年後半から足の痺れが酷くなり、長距離を歩くのがきつくなってしまいました。

現在、診療とリハビリを重ねていますが・・・徐々に良くはなっていますが、完治の時期が定かでありません。ハイシーズンの源流釣行を楽しみにしているのですが・・・・

 

3月から6月までの計画です。

1月、2月は神流川若しくは小菅川の冬季ニジマス釣り場で感覚を維持させます。

3月は解禁初日に狩野川支流へ。自炊の温泉宿に泊まり、前夜祭する予定です。

日帰りは、近場の小菅川へ。今年も年券を購入予定です。

4月は昨年も行った蒲田川へ。安い民宿泊まりでグルメ、温泉も楽しめます。

日帰りは、4年ほど前に発眼卵放流した丹沢の渓へ日帰りします。そろそろ型もよくなってきていると思います。

5月はテンカラ大王の合宿講習会へ参加。仲間を増やしたいです。日帰りは新緑が綺麗な小菅川の上流へ。

6月からいよいよ源流テン泊釣行開始です。但し足の調子を見ながら場所選びします。今年からウルトラライトの装備に一新しました。日帰りは小菅川の源流域に入ります。

基本的に土日と祝日の釣行が中心です。

足の調子を見ながら、今年も安全な釣行をしていきます。

同行希望ありましたら、気楽に連絡いただければと思います。

2020年釣りはじめ

1月4日、本年度初釣りへ,群馬県神流川冬季ニジマス釣り場に行ってきました。

6時に道の駅八王子滝山で渓山さんと待ち合わせ、圏央道と関越道で下仁田ICを目指します。高速は早朝にもかかわらず、上下線とも交通量が多く、帰りの渋滞が心配になりました。日が昇り、雪化粧の上信越の山々が遠くに見えます。今日は快晴、風も無く穏やかな1日になりそうです。下仁田ICを降り、処々凍結した峠道を越え、8時半に漁協の受付がある「ふれあい館」に到着出来ました。

 

正月早々人は少ないかと思いきや、既に十数人の釣り人が並んでいました。我々も支度を済ませ、入漁券を購入し釣り場へ急ぎます。ふれあい館裏の流れは人気があるエリアなので、昨年実績がある下流の方へ行きましたが・・・道端から川を覗き込むとチャラ瀬ばかり・・・台風19号の影響で川床はどこも埋められています。河原へ降り昨年魚がかたまっていた淵を覗き込んでも、淵は浅くなり魚は1匹もいません。竿も出さずに上流へ戻ることにしました。

 

 

 

ふれあい館の裏の流れもすっかり様変わりしています。ポイントは半分になり、そして渇水・・・難しい釣りになりそうです。吊り橋の上は例年高確率でいい型があがりますが・・・流石人気ポイントだけあり、どこも人だらけ。管理釣り場の暗黙の了解?1ポイント1人は皆諦めています。淵の下を釣るフライマンの上に入らせてもらいました。初めに昨年実績のあるウェイトをかました白系の伝承毛を流してみます。魚は底に付いているので、ラインを弛ませてゆっくりと長めに流します。ほぼ全ての筋を流したところで毛鉤交換。やはり底狙いのウェイト付きですがそれでもダメ。下にいるフライマンはこの間に2〜3匹の良型を上げています。毛鉤を見せてもらったら、赤色のトラウトガムでした。「赤系がよさそうですよ」と!トラウトガムは持ってないので、赤に近いオレンジ色の派手な毛鉤に交換したところ、ガツンと一発で引きが!少し弱らせてから引き上げようと、遊ばせていたら急に手元が軽くなり・・・バラシ

 

 

 

その後、毛鉤を変えながら流しても何の反応もなし。底に張り付く魚も動きが鈍くなってきた様子。上流で釣っていた渓山さんが寒い寒いと戻ってきたところで、早めの昼食にすることにしました。まだ11時半なので館内は誰もいません。暖炉の前で持参のラーメンとおにぎりで腹ごしらえしました。お腹もいっぱいになり、早朝出発の疲れからか渓山さんは一眠り。1時間ほど経つと食事をする人で館内は賑わってきました。我々も支度を済ませ二回戦目へ突入。昼飯時で釣り人が少なく、下流から釣りあがることにしました。日が差し込み人も魚にも心地よい陽気になりました。活性が上がったようでライズする魚も見かけるようになり、底に張り付いた魚もうろうろするようになりました。渓山さんがヒットを繰り返しますが、何故かスレかかりばかり。竿は折れ曲がりそう。渓山さんの竿は数万円の高級品!ハコスチを取るか?竿を取るか?大きな魚がかかると折れる前にラインを緩め自然リリースしていました。

 

 

 

私も毛鉤を交換しながら午前中のポイントを探ります。バリバス2430の12番に鉛をかましたもので、七色ビーズヘッドに孔雀胴、ハクルは山鳥の毛をパラリと巻いたものです。上流に毛鉤を打ち、底を這うようになり、正面に来たら少し誘いをかけます。一気にラインが引かれました。

 

 

 

「これは大物だ〜!」魚が逃げようとラインの糸鳴りが響きます。大きくジャンプ!近くに引き寄せるとまた走られる。これの繰り返しで弱らせて行き、ヒットから2分くらいかけてランディングしました。まん丸に太った少し色が薄いハコスチです。45cmくらいでしょうか。

 

 

 

その感触を数度味わうことができました。腕もだるくなるほどです。昼食を終えてまた釣り人で川が賑わってきました。そして魚たちも徐々に賢くなり、活性も低くなってきます。西日が差し込み、ラインも風に煽られます。午前中の寒さがまた戻ってきました。帰り支度をする人も目立ち、我々も渋滞が心配なので15時に竿を収めることにしました。新年早々楽しく竿が振れたことに感謝しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新年巻き始め

明けましておめでとうございます。

今年からブログを始めました。

テンカラに入門したいけど教えてくれる人がいない。

源流へ行きたいけど一人では行けない。など・・・

単独では難しいことがあれば相談ください。

テンカラ釣友会に所属しておりますが、個人で相談受けます。

50代半ば、東京の多摩地区在住、土日、祝日の釣行となります。

よろしくお願いいたします。

 

本年度初の毛鉤巻きをしました。

1月4日に釣友の渓山さんと神流川冬季ニジマス釣り場へ行ってきます。

 

サンスイトラウトフェスタ2019

12月8日(日) 川越水上公園で開催された「サンスイトラウトフェスタ2019」へ行ってきました。

8時に渓夏さんを東村山駅でピックアップし現地で渓山さんと合流出来ました。今年はテンカラ大往生を目指す石垣先生と1度もお会いする機会がなかったので、ご機嫌伺いが第一の目的でした。

各店のブースも毎年同じ位置なので迷うことなくシマノのブースへ。赤いシャツと釣りベストを着込んで熱心にシマノ製品を宣伝していました。貢物の川越の銘菓を差し入れ、あれやこれやと相変わらずの熱弁と親父(爺)ギャグで新発売の「渓峰」を売り込まれました。5回振ったら1本お買い上げとか!まじめに受け取ってキャスティングを止める人もいました。5月末の男鹿川での講習参加を約束してシマノのブースを去り買い物タイム。

 もう買うものは無いのにやっぱり目がいってしまう・・・

渓山さんはハンティング帽、渓夏さんはウェーダー、私はフックとテン場用のズボンを買ってしまいました。

今年も残り僅かで終わります。来シーズンの釣行先を決めてから1年を締めくくりたいと思っています。